米国ホリスティック栄養学学士 三箇龍仁 Tatsuhito Sanka,bs

アディポネクチンとは


脂肪細胞から産生されるホルモンの一つが、アディポネクチンです。
そのほ他に脂肪細胞からはレプチン、などのホルモンやサイトカインが産生されます。レプチンは減少させアディポネクチンを増加させる事がメタボリックシンドローム、肥満を解消させる為には重要な事項となります。

● アディポネクチンは前述したように脂肪細胞から分泌されるホルモンで、インスリン感受性を高め、脂肪を燃焼させ、血栓予防や動脈硬化予防の作用があります。

● 脂肪細胞の中でも、肥大化した脂肪細胞からの分泌量は少なく、肥満時にはアディポネクチンの分泌が減って、インスリン感受性が低くなり、さらにメタポリックシンドロームのリスクが高まると考えられています。

● 言い換えれば、アディポネクチン産生を増加させることが出来れば肥大化した脂肪細胞を健全な状態にする事が可能であると考えられています。

● 糖質や脂質の小腸での吸収を穏やかにすることで、肝臓の脂肪酸合成系の酵素活性が低下することが知られています。

● 肝臓の脂肪酸合成系の酵素活性が低下するという事は脂肪の蓄積が抑制されると言う事なのです。

● 現在、酒粕難消化成分(酒粕ではありません)として、酒粕を再度醗酵処理させ難消化成分を多量に含む貴重な素材が開発されています。

● 小型の脂肪細胞からは良性のアディポネクチンを多量に産生することは前述しましたが、過食や運動不足等生活習慣の乱れから内臓脂肪が蓄積すると脂肪細胞は肥大化し大きくなります。

● 肥大化した大型の脂肪細胞からはアディポネクチンの産生が少なく、レプチンや悪性のサイトカインと考えられる、TNF-α、遊離脂肪酸、アンジオテンシノーゲン、PAI-1、等の産生が増加します。

● これまでダイエットの常識と一般的に考えられれていた、カロリー摂取計算、ビタミン摂取量、ミネラル摂取量、糖質摂取量・・・等の表面的な部分だけではなく、酵素(エンザイム)を含めた有効な難消化繊維に関してもこれからは重要な用件となります。